歯科衛生士の給与事情

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歯科衛生士の求人探しで重視したい「職場環境」

time 2017/08/27

歯科衛生士の求人探しで重視したい「職場環境」

歯科衛生士の求人探しでは、つい自宅から近いかということや、給与面で好待遇なところを探してしまいがちです。しかし、せっかく仕事をするのであれば、職場環境を重視しましょう。

就職を決める前には必ず歯科医院の見学を行いましょう。実際に訪れることで、求人の文面からは分からなかった職場環境を知ることができます。
スタッフの働き方はもちろんですが、患者さんへの治療を見ることで、どのような治療方針で診療をしているのかが分かります。

忙しすぎてスタッフがバタバタしている歯科医院もあるでしょうし、忙しい中でも患者さんとの対話を大切にしている歯科医院もあります。消毒や滅菌の徹底など、衛生面でのチェックも行うことができます。
歯科衛生士の求人は全国的に多くあり、売り手市場だと言われています。求人に書かれている文章だけで選んでしまうと、実際とのギャップに困ってしまうことがあります。
面接の前に見学ができるかどうかを質問して、治療を見せてもらいましょう。

見られて困る治療をしている歯科医院では、何かと理由を付けて断ってくるので、きちんとした歯科医院なのか見極める判断のひとつにもなります。

歯科医院で患者をケアする歯科衛生士

歯科医院の中で、歯科衛生士というのは患者さんのケアを主に担当します。歯というのは、虫歯も歯周病も進行性の病気で、自然に治ることはありません。
悪くなった歯は削ることで治療を行いますが、削った歯は決して元の状態に戻りません。

そこで、治療ではなくケアを実践することで、病気にならないお口の中を作ることができます。予防ケアを行う歯科衛生士だからこそできる仕事です。
赤ちゃんからお年寄りまで、お口の健康を守るプロとして、歯磨き指導や歯石除去まで幅広いケアを担当します。

ひとりの患者さんを長く見ていると、どのようにケアを進めて行ったらいいのかということが、患者さんによって異なることに気づきます。自分自身も成長できる、やりがいのある仕事と言えるでしょう。治療を受ける患者さんは、痛みなどの症状を訴えます。
そのような状態にならないためにも、歯科衛生士のケアによって、健康なお口を維持していきましょう。もちろん、歯科医師や歯科助手といったスタッフとの連携も大切になります。

患者さんのお口の中をサポートするためのチーム医療として、歯科衛生士の仕事がこれからますます重要になります。